NPO 富山地域循環共生圏研究会

活動報告

2024年度

視察会

「ローカルサミットin武蔵国・ちちぶ」参加

事業
地域循環共生圏形成に関する情報収集・提供(A)
日時
令和6年(2024年)5月31日(金)~6月2日(日)
場所
埼玉県秩父市 秩父神社及び周辺施設
主催
ローカルサミットin 武蔵国・ちちぶ実行委員会 、(一社)場所文化フォーラム
出席
135名(会員7名 山崎、稲村、柿沢、中井、吉澤、橘、奥田)

ローカルから日本をつくるをキーテーマに埼玉県秩父市で開かれた「ローカルサミットin武蔵国・ちちぶ」に参加してきました。ローカルサミットへの参加は当NPOとしては令和5年1月の山形に続き2回目。今回も地域課題に取り組む全国の同志たちと交流を深めてきました。荒川最上流の秩父地域は、自主独立の気風が色濃く、秩父市街地は大きなチェーン店ではなく小さな店舗が軒を連ねる、いわゆるステレオタイプではない地方都市でした。とは言っても、やはり将来への不安と戸惑いは全国のローカル同様で、各分科会でも、今後の荒川流域各地域の相互協力が欠かせないと連携の必要性が語られていました。今回、「流域連携」というキーワードが浮上してきたのも自然災害が拡大・常態化しつつある日本列島で、減災・克災にのみならず、地域文化の「紡ぎ」という観点からもひとつの方策ではないか。富山でもこの観点で我々が出来うることもあるのではと考えさせられました。

2024年度
総会

日時
令和6年(2024年)6月22日(土)13時30分~
場所
協同組合 井波コミュニティプラザアスモ会議室
出席
会員9名
結果
全ての議案が承認されました

今年は南砺市(井波)で開催し、2023年度の事業報告・活動決算書を承認した後、稲村理事長が退任の意向を述べたうえで、後任に奥田理事を推挙、総会後の理事の互選により満場一致で奥田理事の理事長就任を承認しました。

  • 総会1
  • 総会2

勉強・講演会1

“つくる人をつくる”井波・ジソウラボの取組み勉強会・視察会(総会併催)

事業
地域循環共生圏形成に関する勉強会・講演会の実施(B)
日時
令和6年(2024年)6月22日(土)
場所
協同組合 井波コミュニティプラザアスモ会議室
講師
一般社団法人ジソウラボ 島田優平代表理事
出席
会員13名

総会終了後、井波で街づくりに取り組むジソウラボ代表理事の島田優平さんを招き井波中心市街地にここ5年で多くの起業家・事業者を呼び込み40軒以上の空き家再生に成功した経緯や秘訣を伺いました。モットーは“つくる人をつくる”。仲間が仲間を呼び支援叱咤しながら活動成長していく動きを聞き、まさに街自体が生命体になりつつある感を抱きました。講演終了後は島田さんの先導で街中散策。市外から井波に越してきてビール工房やコーヒー焙煎、ブティックなどを仕掛けているお店を訪れ、直に思いを伺いました。

交流会

いのち・ちきゅう・みらいプロジェクト機運醸成 南砺イベント&懇親会

事業
地域循環共生圏形成に関する情報収集・提供(A)
日時
令和6年(2024年)9月22日(日)
場所
南砺市 井波総合文化センター メモリアホール 他
出席
約100人(会員4名 丹保、中井、橘、奥田)

我々のNPOと同様に地域循環共生圏社会の構築を目指す「いのち・ちきゅう・みらいプロジェクト実行委員会(清水昭委員長)」が南砺市とタッグを組み、ワークショップ、トークショー、そして有志や協賛者との懇親会を開催、参加しました。同プロジェクトは来春からの大阪万博とも連携し、地球環境への啓もう活動を強化していて、トークショーには、万博のテーマ事業プロデューサーの中島さちこさん、詩人で命と自然環境をテーマとしたオペラ「みづち」の作者、丹治富美子さん、田中幹夫南砺市長、中井徳太郎理事などが登壇し、万博が地球規模の環境問題に立ち上がる日本各地の取り組みを発信する格好の場として活用の重要性や方向性を話し合いました。中島さんはSTEAM教育の第一人者としても知られ、トークショーに先だってワークショップも開催しました。トークショーの後は懇親会も行われ私達のNPO活動を紹介してきました。翌日、県外からの来訪者は瑞泉寺や五箇山を訪れ、南砺の地に根付いた文化を堪能しました。

※オペラ「みづち」は、自然の営みの中で生きることを遠ざける文明のあり方を憂い、警鐘を鳴らす思いの限りを音楽の総合芸術であるオペラに託したもの。
いのち・ちきゅう・みらいプロジェクトホームページより抜粋

交流会

つなげよう、支えよう森里川海プロジェクト賛同企業・団体交流会

事業
(A)地域循環共生圏形成に関する情報収集・提供
日時
令和6年(2024年)11月8日(金)
場所
岡山県倉敷市 倉敷アイビースクエア
出席
約130名 奥田理事長(中井理事も講師として出席)

環境省が2014年から提唱している森里川海プロジェクトの交流会に賛同団体の一員として参加してきました。岡山を中心に全国から約130人が出席し、基調講演やパネルディスカッションを通して循環と共生の大切さを再確認しました。基調講演は元環境事務次官で日本製鉄顧問、我がNPOの理事でもある中井徳太郎氏が、国が目標としている2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」に言及し、それぞれの地域での活動の柱として脱炭素化、循環経済の構築、自然再興の三つの視点が重要と述べ、とりわけ今後の日本では河川の流域に着目してほしいと呼びかけました。この後のパネルディスカッションでは岡山大学の三村聡副学長の進行で、日本の森を盛り上げる株式会社モリアゲの長野麻子代表(前 林野庁木材利用課長)やブルーシート製造の日本最大手、萩原工業株式会社の浅野和志代表取締役社長などがそれぞれの活動について地球環境、自然との共生、防災の観点などで熱い意見交換を行いました。さらに、自然や環境についての子供たちの作文コンクール、「地球さんご賞」を主唱する直木賞作家で森里川海アンバサダーの安部龍太郎さんが登壇、倉敷市の中学生受賞者が「大人よふざけるな」と環境問題を担う自らの意欲を綴った作文を朗読する一幕もあり、会場の参加者たちに大きな刺激を与えました。

勉強会・講演会

「地球さんご賞」に込めた思い 作家 安部龍太郎氏を囲んで

事業
地域循環共生圏形成に関する勉強会・講演会の実施(B)
日時
令和6年(2024年)12月15日(日)18時30分~
場所
富山市 石華
講師
安部龍太郎氏 直木賞作家
出席
19名
NPO会員7名(中川、山崎、寺島、柿沢、石倉、橘、奥田)
安部龍太郎氏、森敏彦㈳水のもり文化プロジェクト代表理事、橘アール・タチバナ社長、佐藤県副知事、廣島県教育長、宮口市教育長 他

環境問題をテーマとした小中学生の作文コンクール、「地球さんご賞」を創設し、全国への展開を図っている作家の安部龍太郎さんを招いて、思いを伺いました。賞の名前は「見る・考える・行動する」という人間が持つ3つの力で、直面している5つの環境問題(地球温暖化、海洋汚染、水質汚染、大気汚染、森林破壊)に立ち向かうこと(3×5)に由来しています。20数年に渡りこの活動を続けてきた安部龍太郎さんは「子どもは未来を照らす宝です。この宝が輝くためには、自分の中に無限 の可能性があることを自覚することが何より大切。 見る、考える、行動するという体験を重ね、それを活字として整理し自己表現力を高めてもらうことで可能性の扉はより 大きく開きます。そうした経験を小学生、中学生にしてもらいたい、というのが『地球さんご賞』の目的。そして実行しているのは王陽明の知行合一の精神です。知っていることと行いは同じでなければならない。知っていながら行わないのは、知らないのと同じである。という言葉に共感し、自分にそれができるかどうか試してみたいと思ったことが原点です。皆さんも皆さんなりの知行合一でこの活動に協力をお願いします。」と呼びかけました。

また、今回の北陸訪問の主目的である書籍「銀嶺のかなた」出版及び次作「みやびの楯」のモデルとなった初期の加賀・前田家など戦国期の日本の状況にも持論を展開。これまでの戦国期の描かれ方が日本単体史観中心で、大航海時代に突入している西欧との関係が抜け落ちていると指摘。信長、秀吉、家康は常に西欧との緊張感ある交渉下に置かれ、日本を守るためにどの戦略をとったのかが重要と話を進めました。3人は大きな危機意識は共通するものの、信長は天皇中心の律令社会の復活で、秀吉は重商主義政策で日本統一を推し進めたのに対し、家康は地方分権こそが日本をまとめられるという志向で、その意味で前田家2代利長とは“同志”であり、強固な信頼関係があるからこその加越能、前田家120万石への道があったとまとめました。

勉強会・講演会

いのち・ちきゅう・みらいプロジェクトがめざすこと

事業
地域循環共生圏形成に関する勉強会・講演会の実施(B)
日時
令和7年(2025年)1月10日(金)18時30分~
場所
富山市 石華
講師
いのち・ちきゅう・みらいプロジェクト矢野康明副委員長 他
出席
23名
(会員10人 中川、山崎、柿沢、豆川、石倉、丹保、高木、川森、橘、奥田)
橘アール・タチバナ社長、佐藤県副知事、小林YKK副社長 他

中井理事が代表理事を務める「3000年の未来会議」の中核活動として、大阪万博とも連携する「いのち・ちきゅう・みらいプロジェクト」の矢野副委員長を招き、自然への畏敬と循環と共生のサイクルを取り戻そうというプロジェクトの思いとその思いを具現化した和製オペラ「みづち」について学びました。今後の同プロジェクトの計画として我がNPOとの協働への誘いもあり、会員各位からも前向きに受け止めようとの声が上がりました。

視察・勉強会

3千年の未来会議勉強会への参加

事業
地域循環共生圏形成に関する情報収集・提供(A)
日時
令和7年(2025年)1月31日(金)
場所
航空会館 B101号室(東京都港区新橋1丁目18-1)
出席
約100人(会員6人 山崎、中井、吉澤、橘、室谷、奥田)
ゲスト参加・・・武田佐知子大阪大学名誉教授、原田冬彦フジテレビ元プロデューサー

中井理事が代表理事を務める一般財団法人三千年の未来会議が主催する勉強会に参加し、講師の福和伸夫名古屋大学名誉教授が古代からの地震災害の歴史や各地の地盤について解説されました。福和名誉教授は東京の脆弱性を指摘しつつ、「備え」の重要性を強調。「その時への想像力」が備えの基本であると結びました。講演の後、中井代表理事をモデレーターに、福和名誉教授、田中幹夫南砺市長、丹治富美子氏(作家・古典研究家、山田邦博元国土交通事務次官・三千年の未来会議理事によるパネルディスカッションも行われました。

視察会・交流会

半自立半依存社会を目指して埼玉での地域活動視察会

事業
地域循環共生圏形成に関する情報収集・提供(A)
日時
令和7年(2025年)2月1日(土)、2日(日)
場所
埼玉県 さいたま市周辺
出席
約30人(会員5人 山崎、中井、橘、室谷、奥田)
ゲスト参加・・・武田佐知子大阪大学名誉教授、原田冬彦フジテレビ元プロデューサー

どんどん進む依存社会からの脱却へのヒントを得るための視察会をローカルサミット事務局長の今井良治氏のコーディネートで実施した。訪問先はRB大宮アルディージャ、川越リハビリテーション病院、皆野町、ときがわ町の大塚農園の4か所。大宮アルディージャは日本最古のサッカー専用球場をホームとして誕生。同じ埼玉の人気球団浦和レッズと比較されることも多いものの、地道な地域活動やSDGsに積極的に取り組んでいる姿がカターレにも参考になると思われた。また森など自然界に存在し人間の耳には聞こえないが、脳機能を高めポジティブな効果(健康増進、やすらぎ、好感形成)を心身にもたらすことが科学的に証明されているハイパーソニックの臨床実験を実施している川越リハビリテーション病院では、清水院長が効果を示すことができれば医療のみならず、健康対策全般での応用が広がるだろうと期待を述べました。自然豊かな富山には海・山いたるところにハイパーソニックが存在し、それが活用できればと愚考しました。また、経産省退官後に農園を始めた大塚洋一郎さんからは自立心、実行力を教わり、我々のモットーでもある「脱依存」への思いを新たにしました。みんなで皆野まちおこし万博も視察しました。2/1(土)の夕食会食では現地の活動人と交流も深めました。

2023年度

2023年度
総会

日時
令和5年6月17日(土)16時~
場所
富山テレビ放送 一階大会議室
出席
会員13名
結果
全ての議案が承認されました

奥田理事のご厚意で、富山テレビ放送会議室で開催されました。

  • 総会

勉強・講演会1
2023.6.17

有識者講演会・交流会(総会併催事業)

場所
富山テレビ会議室
出席
会員13名

総会終了後、富山市八尾町在住で一般社団法人SDGs支援機構事務局長の深井宣光氏が企業や起業家が社会課題の解決とビジネスの成長を両立させるポイントについて持論を展開されました。まず大切なのは社会課題を生み出している本質的な課題「コアイシュー」を発見すること。これを見誤ると解決策に辿り着けないばかりか、需要のない解決策を世に送り出してしまうことになりかねない。コアイシューを見つけたら、今度はそれを解決する仕組みをどうするか、しかし、ゼロイチの発明は不要。これまで組み合わせたことのない要素を組み合わせることによって新たな価値を創造する「新結合」という概念がある。テクノロジーやノウハウ、システムやツールなどの解決策を自由に新結合させることで社会課題を解決に導き、経済的なメリットを生み出す、この考え方が主流となっていると解説されました。また、県農林水産総合技術センターの前所長大島晃氏に昨今、市場で人気のある地場産野菜の動向について、現物を提示しながら紹介いただきました。

勉強・講演会2
2023.11.16

有識者講演会・交流会

場所
タワー111スカイホール
出席
120名(会員12名)

県環境保全課が県内の事業者や関係団体、自治体の環境担当者など約120人を集めて開催した講習会に参加しました。県の担当者から昨今の環境行政の動向について説明が行われたほか、当会からの斡旋で、環境省大臣官房環境影響評価課長の大倉紀彰氏が「第6次環境基本計画の検討状況~環境・経済・社会の統合的向上の次なるステップへ~」と題し、今後の環境政策の方向性などについて講演されました。講演で大倉氏は環境危機と日本の経済・社会的な課題の根っこは同じであり、環境を軸とした文明の転換を地方から進めていくことが求められていると述べられました。講習会の後、当会と大倉氏をはじめ、県内自治体の環境担当者との交流会を実施しました。

視察報告1
2024.2.2

森里川海プロジェクトローカルSDGs四国への参加

場所
香川県高松市
出席
135名(会員3名)

森里川海プロジェクトの四国交流会に賛同団体として参加(山崎副理事長)しました。主催者の挨拶に続き、当会理事でもある中井前環境事務次官の講演、株式会社モリアゲ代表の長野麻子さん(前林野庁木材利用課長)等によるパネルディスカッションが行われました。2050年カーボンニュートラルに向けて、世界レベルでの動きの加速化をうけて、日本でも企業や団体が本業の中で如何にSDGsに取り組むかにスポットをあて、それぞれの社員・会員へのSDGs啓発の重要性を再認識する場となりました。その後休憩をはさみ、講師等と参加者が参加した交流会にも参加しました。

普及啓発活動

地域循環共生実践畑での野菜栽培

場所
富山市八尾町
期間
2023.4~2023.9

今回はトウモロコシに加え、スイカ、マクワウリづくりに挑戦し、なんとか収穫にこぎつけました。実践畑での野菜栽培も4年目、この間の技術と心の習得を活かしてメンバーが業としての農業も始めたこともあり、9月の収穫を機に事業を終えることにしました。

2022年度

2022年度
総会

日時
令和4年6月11日(土)15時半~
場所
滑川市民交流プラザ3階会議室
出席
会員8名
結果
全ての議案が承認されました

今年は、2年ぶりに対面での通常開催をすることができました。場所は、今年4月から滑川市副市長に就任された柿沢さんのご尽力で、滑川市での開催となりました。
なお、定款では役員任期が2年となっており、改選時期でしたが、理事長以下全員再任されました。総会には、環境事務次官の中井理事をはじめ、環境省の林企画官、森里川海プロジェクト事務局長の小原さんが特別参加。それぞれ活動を語っていただきました。また、提出された議案はすべて承認されました。
終了後は同じ階の和室で夕食を兼ねた懇親会。これも久々です。出席者の皆さんからたくさん日本酒の差し入れがあり、とても盛り上がりました。

議案(1,226KB)

  • 総会
  • 懇親会1
  • 懇親会2

視察報告1
2022.5.13
~14

石川県能都町活動視察

場所
石川県能都町
出席
会員5名

リアス海岸で日本百景の一つに数えられている石川県の九十九湾。東西1km、南北1.5kmの小さな湾の海岸線は13kmに及び、入り江が九十九を数えるとして、その名が付けられたそうです。視察のテーマは海との共生。入り江に点在する海と人の営みをつなぐ拠点施設を訪ねました。金沢大学環日本海域環境研究センター臨海実験施設の施設長、鈴木信雄教授の案内で湾内をクルージングした後、ヌタウナギなど湾に生息する海洋生物から進化の過程を解き明かす研究の成果を伺いました。センターの連携研究員で能登里山里海SDGsマイスタープログラムの教員、木下靖子さんと能登里海教育研究所の主幹研究員、浦田慎さんからは、失われつつある里海に新たな価値を見出し、地域の宝として育て、後世につなげるための様々なチャレンジについて話を聞きました。コロナ禍で補助金の使途を巡って有名になった「イカの駅つくモール」。地元で古くから続く主要産業、イカ釣り船団の歴史を伝えるだけでなく、サップやカヤックなどのマリンレジャーを通して海と触れ合う拠点にもなっていました。富山湾にもこうした施設があれば…。日本財団の調査によると富山県民への海への愛着は全国36位(1位は沖縄県)。もっと海への関心を呼び覚ます仕掛けが必要だと思いました。翌日は、能登半島の最先端、禄剛崎で海の安全を守り続けた白亜の灯台、その雄姿に心を打たれ、七尾市のカキ小屋で能登内浦の幸に舌鼓を打ち、富山に戻りました。やっぱり海はいいですね。

視察報告2
2022.9.3~4

森里川海活動・県内視察会

場所
大岩山日石寺(中新川郡上市町)
富山市八尾町
出席
会員5名

「潮湯治」と称し、季節を厭わず海に入るのが当会の習わしですが、今回は海ではなく、北アルプス剱岳の麓で滝行に臨みました。上市町の大岩山日石寺は真言密宗の大本山で約1300年の歴史を有する古刹、大寒の日には全国から多くの人が寒修行に訪れます。5.5mの六本滝は左から目・口・鼻・耳・体・心の六根を清浄にするという意味があり、思い思いの場所を選んで滝に打たれました。そしてこの日は、二百十日と呼ばれ、台風が多い時期に収穫前の稲が風害に合わないよう豊穣を祈る富山市八尾町の伝統行事「おわら風の盆」最終日。コロナ禍で3年ぶりに哀調を帯びた音色が響いた坂の街では、観光客が帰ったあとも菅笠を外した踊り手と地方(じかた:唄い手と囃子、三味線・太鼓・胡弓の演奏者)が風の盆の終わりを惜しむように4日の明け方までおわらを続けていました。八尾の人たちにとっておわらが生活そのものと言われる由縁を感じた貴重な体験でした。陽が昇ってからは、同じ八尾で野菜を栽培している我らが実践畑へ。ちょうど収穫時期を迎えた枝豆をさっそく茹でて、冷たいビールとともにいただきました。

視察報告3
2023.1.21
~22

ローカルサミットNEXT in 酒田・庄内 視察

場所
酒田市民会館(山形県酒田市)
出席
会員5名

全国の幅広い志民との連帯の中で地域活性化の輪を拡げると共に従来の人間中心の成長至上主義から自然との共生・循環に立脚した価値観への転換を共有するローカルサミット。2022年10月に2年ぶりのリアル開催が模索されていましたが第五波で延期に。年をまたいで極寒の中、「Reborn:再生」をテーマにエネルギーや地域交通、まちなかの未来について熱い議論が交わされました。真冬だからこそ味わえる、地元の人しか知らない味覚も堪能できました。

勉強・講演会1
2022.6.11

有識者講演会・交流会(総会併催事業)

場所
滑川市民交流プラザ3階会議室
出席
会員7名

2022年度の総会にあわせて開催した有識者講演会。講師は、オーガニックな食や自然との繋がりで心身も社会も再生させようと有機農業の普及やサステナブルな地域づくりに取り組む一般社団法人the Organicを立ち上げた小原壮太郎さん。「SDGsの認知が2016年頃は10%程度だったのが2020年には30%を超えた。2017年からは新学校指導要領にも『持続可能な社会の創り手となる』という文章が加わり、小・中学校、高校、大学でのSDGs教育が広がり、サステナビリティの推進が拡大フェーズに入ったという実感がある。」とより良い社会を作るための課題への向き合い方について教えていただきました。また、環境省中部地方環境事務所の統括環境保全企画官、林俊宏さんは2050年カーボンニュートラルに向けて、環境省が全国100か所を選定する脱炭素の先行地域を例に農山漁村、離島、都市など多様な地域リソースを生かし、住民の暮らしの質の向上を実現しながら脱炭素に向かう取組を紹介されました。

勉強・講演会2
2023.1.28~29

南砺・なべちゃん農場視察・勉強会

場所
なべちゃん農場(南砺市)
出席
会員15名

南砺市の中山間地、小院瀬見地区で自然栽培の米づくりを展開する渡辺吉一さんの「なべちゃん農場」。農薬も肥料も除草剤も使わず、「食べ物を通じて自分、人、自然のつながりを感じてほしい。一緒に体験し、身近に考える場所と機会をつくりたい」と挑戦を続けています。

普及啓発活動

地域循環共生実践畑での野菜栽培

場所
富山市八尾町
期間
2022.4~2023.3

地域資源の循環を身をもって体験しようと富山市八尾町の畑を借り、野菜を栽培する地域循環共生実践畑のシーズン3。今年はジャガイモ「キタアカリ」「あかね風」の種芋植えから始まりました。7月に見事な新ジャガが収穫できました。びっくりするほど美味しかったのが10月に収穫した落花生。食料をつくる喜びを体験し、今年もフランス料理店で調理いただいて、みんなで味わいながら懇親を深めました。

4月

7月

10月

12月

2021年度

2021年度
総会
書面開催

日時
令和3年5月8日(土) 書面開催
結果
全会員から同意書が提出されました

昨年は、ギリギリのタイミングでで開催できた総会でしたが、2021年は新型コロナ感染症の最中で、結局書面開催となりました。会員には4月26日付けで書面開催の通知をし、5月6日までに議案への賛否を回答してもらいました。その結果、全員から全議案に対して賛成する旨の回答をいただきました。

議案(1,226KB)

啓蒙活動

地域循環共生実践畑での野菜栽培 継続事業

場所
富山市八尾町

富山市八尾町の畑を借り、自ら地域資源資循環を体験する実践活動を、引き続き行いました。

  • 野菜栽培
  • 野菜栽培
  • 野菜栽培

勉強・講演会1
2021.11.20
~21

魚津市地域おこし拠点宿泊体験・交流

場所
喜八郎邸(魚津市火の宮町)
報告
福島 勝

魚津市で開催した勉強会。会場は村木地区振興協議会が地域活性化の拠点とすべく空き家をレンタルスペースとして改装した「喜八郎邸」。当研究会の監事で南砺市の政策参与も務める一般社団法人場所文化フォーラムの名誉理事、吉澤保幸さんが「地域の資源と特性を活かした地域活性化・地域再生」と題して講演。経済学者宇沢弘文が提唱した社会的共通資本に触れながら、志民(市民)参加型のローカル経済の仕組み構築を通して地域循環共生圏づくりを目指す全国の事例を紹介しました。当研究会の理事でご当地、魚津市の村椿市長も参加。魚津市の地域経済の自立度を表す地域経済循環率は2010年からの5年間で12.7ポイントも減少、額にして266億円が市外に流出しています。これに歯止めをかけようと地域通貨「ミラペイ」を導入した村椿市長、次なる一手は…。

  • 勉強会1

勉強・講演会2
2021.11.26

有識者講演会・実践畑収穫野菜試食交流会

場所
石華(富山市諏訪川原町)
報告
福島 勝

富山フィルムコミッションのロケ候補地となっている石造りの館「石華」で開いた勉強会。豪華な講師陣が揃いました。当研究会の理事で環境省環境事務次官の中井徳太郎さんは「地域脱炭素ロードマップから始まる地域活性化」と題し、2050年カ―ボンニュートラルに取り組みながら地域循環共生圏(=ローカルSDGs)づくりを進める全国のプラットフォームを紹介しました。富山湾で最も小さい漁業協同組合、朝日町の泊漁協から脇山正美組合長と組合員で六次産業に取り組む愛場亮・千恵子夫妻が出席くださいました。脇山組合長は魚価の低迷や漁師の高齢化が進む中、漁業をどう持続可能な産業にしていくか20年以上にわたって模索され、組織の小ささを生かした若手人材の確保や未利用魚の活用など様々な挑戦の成果を披露。そんな脇山組合長との出会いで朝日町に移住、転職した愛場夫妻は、市場を通さない鮮度バツグンの加工食品を全国にネット販売、量より質の高付加価値戦略について仲睦まじく持論と今後の意気込みを語られました。さらに、当研究会のメンバーが受講した重機講習会を運営する「日本笑顔プロジェクト」の林映寿代表が長野県小布施町からお越しくださいました。林代表は2021年7月に静岡県熱海市で発生した伊豆山土石流災害で重機ボランティアとして被災地に駆けつけ、土砂の撤去にあたったことを報告。気候危機で災害リスクが高まる中、行政とタッグを組んで復旧にあたる民間組織の重要性を改めて痛感したと全国でnuovoの結成を急ぐ考えを示されました。勉強・講演会の後、愛場夫妻の海の幸と当研究会の地域循環共生実践畑で実った野菜を使った料理に舌鼓を打ちました。このほかの御来賓は次の通り。地域エコノミストで日本総合研究所調査部主席研究員の藻谷浩介氏。富山県知事政策局長の三牧純一郎氏。富山県農林水産総合技術センター所長の大島晃氏。富山県生活環境文化部次長(環境省から出向)の林誠氏。

  • 勉強会2
  • 勉強会2
  • 勉強会2

視察報告1
2021.10.22
~24

日本笑顔プロジェクト活動視察及び重機体験

場所
長野県小布施町 浄光寺境内nuovo
報告
福島 勝

モットーは「ディズニーより楽しく!自衛隊より強く!」平時を楽しみ有事に備えるライフアミューズメントパークnuovo(ノーボ)に行って参りました。目的は被災地の土砂排出等に威力を発揮する重機の免許取得!正確には労働安全衛生法に基づく小型車両系建設機械(整地)の運転の業務に係る特別教育です。初日は7時間の学科、3トン未満のパワーショベルなど重機の基礎知識から安全対策の関係法令までみっちりと講習を受けました。そして、2019年の講習開始以来、約600人の受講者で誰一人、落第点を取っていないという学科試験。ひっかけ問題にハマりながらも全員合格で翌日の実技講習に臨みました。初めて操縦する重機でしたが、ディズニーランドのキャストよろしく日本笑顔プロジェクトのイケメン講師陣による魅力的な指導で、まさにアトラクションを楽しむかのような6時間の講習はあっという間に終了しました。最後に、受講したメンバー全員で記念写真を撮影し、終了証を受け取って、災害などの際には力を尽くすことを誓い合いました。実際に被災地で復旧作業に当たるには、日頃から練習するなど相応の準備が必要ですが、ともあれ受講したメンバーの腕前を動画でご覧ください!!

  • 勉強会3

視察報告2
5月~7月

TOGA森の大学校

報告
理事 奥田一宏

森や山の資源を余すところなく活用し、山村で自活できる森人を育てる「TOGA森の大学校」の「TOGA森の暮らし塾」に臨時聴講生として参加しました。
南砺市利賀村で林業事業体「一般社団法人moribio森の暮らし研究所」を営む江尻夫妻が運営している同大学校は、現在の針葉樹を植林し育成し伐採して経営する林業では、林業だけでは自活できないため、林業従事者が減り、山が荒れている現状を打開しようと活動しています。大学と同様の講義体制を目指していますが、現在は試行段階で月1回週末の開催を続けています。当研究会奥田理事以下、地域資源循環の現場体験を目的に受講生に混ざって勉強しています、一昨年は林野庁長官が視察に訪れるなど、少しずつ知名度と理解が進んでいます。

  • 第1回
  • 第2回
  • 第3回

2020年度

2020年度
総会
2020.6.20

日時
令和2年6月20日(土)16時~
出席
会員10名 賛助会員1名

新型コロナウイルス感染症の拡大により活動自粛を余儀なくされ、リモート等による総会実施も検討していましたが、6月19日に非常事態宣言が解除された為、総会を実施。3密を避けての会場づくりを引き受けていただいたバーデン明日の皆さんに大いに感謝します。総会では令和元年度の事業報告及び決算と2年度の事業計画、活動予算を承認しました。NPOの正式な立ち上げが令和2年3月31日となったことから、元年度の活動はゼロとしました。また、会のホームページ制作の構成方針や秋からの菜園づくりも報告され、多くの賛意をうけて取り組むことになりました。
総会に先立ち、会員でもある村椿魚津市長の案内で、国の登録有形文化財に昨年指定された「東山円筒分水槽」や埋没林博物館を視察。先人たちの自然の恵みを地域に人々に行き渡らせる努力に触れ合いました。総会後にはゲストとして招いたワールドエッグス代表の波房克典氏と、水族表現家の二木あい氏のスピーチもあり、二人の発散するエネルギーを享受できる有意義な時を持てました。

議事録(183KB)

  • 総会風景
  • 総会風景

ゲスト
スピーチ
2020.6.20

株式会社ワールドエッグス 
代表取締役 波房克典氏

波房克典氏 黒部市生地鼻海岸で撮影日本ロマンチスト協会会長、日本ファンタジー大学理事長、海と日本プロジェクト総合プロデューサー、恋する灯台プロジェクト代表、日本コロッケ協会理事、全国丼連盟事務局長など様々な肩書を持つソーシャルムーブメントの仕掛け人。ムーブメントとは、ある理念や価値に「共感」し、変化・変革を求めて、主体的に立ち上がった人たちによる「社会的・文化的な運動」。または、その活動の「影響に」より引き起る「社会現象」。そんなムーブメントをつくる秘策を語りました。ポイントは、個の主体性の発揮と熱源の形成。それを推進するメッセージによって方向付けすることで、多くの人を巻き込むことができるそうです。

水族表現家 二木あい氏

二木あい氏 朝日町・宮崎海岸で撮影フリーダイビング(素潜り)で2011年、メキシコの洞窟の中を一息で最も長い距離を泳ぐ記録に挑戦し、ギネス認定の世界記録保持者。金沢市出身。素潜りによるパフォーマンス、モデル、撮影を行う世界的な水中アーティスト。素潜りにこだわるのは、海の生物たちとの距離を縮めるため。ヒトも自然の一部だということを生命の源、海の中で体現し、多くの人に伝えることが自らの使命―。シロナガスクジラやジュゴン、サメなどと一緒に泳ぐ映像や自ら撮影したあどけない表情のアシカの写真などを紹介しながら、海の素晴らしさを伝えていただきました。

視察報告1
2020.10.16~18

スマートテロワールと庄内地域循環共生のキーマンを訪ねて

報告
理事 奥田一宏

スマートテロワールとはスマート(=洗練された、賢いの意)とテロワール(=地域 の風土、個性の意)を組み合わせた造語で、カルビー元代取・スマートテロワール協会創設者、故松尾雅彦氏が提唱したもの。農と食を地域の中で循環させ、持続可能な食糧自給を実現する地域社会、市場主義経済に左右されない自給圏を生み出そうとする試みです。庄内では2016年に松尾氏による山形大学農学部への寄付講座を起点に、構築連携と農工一体を掲げ、休耕田や耕作放棄地の畑化、そこで栽培したトウモロコシや規格外野菜などの飼料で畜産活性に繋げる活動を続けています。現在の推進リーダーの一人、浦川教授にレクを受けましたがこれまでに山形大豚舎で育てた豚を地元の老舗、東北ハムがハム・ウインナーとして商品化していて、他にも小麦等、わずかですが市場流通(地産地消)し高評価を得ています。水田転換がなかなか進まない現状等、課題もありますが、全国で最も野菜生産量の少なく野菜自給率ワースト1の富山県にとって参考になる取組みだと感じました。この地には若き起業家、山中大介さんも活躍しています。水田地帯の真ん中にぽっかり浮かぶホテル、スイデンテラスを経営する山中さんは、農場経営、農業者育成学校も運営し、子供たちの教育事業にも精力的に取り組んでいます。立山町でヘリタジアンウッド構想を推進中の前田大介さんとは一瞬にして意気投合。水田協定を締結して協力を誓っています。

視察報告2
2021.3.6~7

東近江三方よしの心

報告
理事 奥田一宏
近江牛すき焼き

「売り手よし、買い手よし、世間よし」の三方よしの精神で知られる近江商人のルーツの一つ、東近江市に4年前、財団法人東近江三方よし基金が誕生しました。当地も他の全国自治体と同様、地域活力の維持発展を議論してきましたが、「公益の取組であってもビジネスにしないと続かない」との結論に至り、ネックとなる資金面と情報収集発信のサポートとしてコミュニティファンドを創ろう。そして創ったと事務局長の山口美知子さんは言います。基金の財産は市民772人の寄付金300万円。これまでの財団と異なるのは、従来の各種補助金や寄付金の分配役としての役割でなく、その資金を回す、さらに外から調達することまで生業にしている点。事業者と金融機関を仲立ちし、その利息を基金で補填する仕組みです。まさに事業者、金融機関にとっても「良し」。さらに三方よし基金は市民から資金を募り、福祉や介護、環境保全など地域課題の解決を図ろうとする民間事業にも支援する活動を広げています。これまで地域コミュニティビジネス19事業349件に1300万円もの出資金を集めて活用しています。また三方よし基金は2016年に制定された休眠預金活用法にも着目し、2020年度には「新型コロナ対策助成事業」や南砺市などとコンソーシアム申請となった「ローカルな総働で孤立した人と地域をつなぐ」の2事業が採択され、自立、共助の近江商人道を邁進しています。これらの活動が東近江市全体の活性化に寄与し、循環共生圏を創りあげています。

視察日程(83KB)

  • 東近江視察
  • 東近江視察
  • 東近江視察

啓蒙活動1

ホームページの作成


ホームページ

NPO富山地域循環共生圏研究会の設立経緯、設立趣旨、活動内容などを広く知っていただくことを目的に、ホームページを作成しました。制作は、事務局が作成した原稿に基づき、理事の豆川さんが担当しました。

構成は、

  1. 法人概要では、設立の出資、役員、定款など
  2. 活動報告では、毎年のNPOの総会、視察、ゲストスビーチ
    などの活動内容
  3. お問い合わせ先

などをご紹介しています。

啓蒙活動2

地域循環共生実践畑での野菜栽培

場所
富山市八尾町

地域資源の循環を身をもって体験し、かつ全身運動による健康維持も兼ね、富山市八尾町の畑を借り、野菜の栽培を行っています。
農作業素人ばかりなので、畑の持ち主のにご指導を仰ぎ、畑を耕し、大根、人参、胡瓜、茄子、枝豆、蕪、オクラなど、さまざまな野菜の種や苗を植え、草取りをし、収穫の喜びを体験しました。
収獲した野菜の一部は、富山市内のレストランで実際に料理をしてもらい、有難くいただきました。

  • 総会風景
  • 総会風景
  • 総会風景

2019年度

設立総会
2020.1.11

日時
令和2年1月11日(土)10時30分~
出席
会員8名

令和元年秋からの有志による数度の打合せを経て、記念すべき設立総会を迎えました。メンバーの多くがなじんできた富山生まれの“日本海学”の循環と共生の思想を受け継ぐ“地域循環共生圏”を学び、実践し、伝えていこうというのが、このNPOに集いした12人の思いでした。設立総会では稲村修氏(魚津水族館長)を理事長に選びました。そして令和元年度、2年度に視察会や勉強会、またボランティア活動を実施する事業計画が承認され議事を終えました。当面の会の方針は研究、勉強を通し資質を高めあい情報共有していくこと。最初から無理をせず、できる事から取り組む会とすることです。

議事録(166KB)

記念講演会
2020.1.11

講師
信州大学キャリア教育・サポートセンター助教
勝亦達夫氏
(北信スマートテロワール 事務局長)
演題
北信スマートテロワール
~農業を核とした自立(自律)分散型農村による共(競)創ネットワーク~
スマートテロワール

スマートテロワールとは、地域の気候や地形など農業的な適性を生かし、その地域自体の景観やライフスタイル、味わい、消費モデルなどを表現すること。全国各地で人口30~40万人規模の「農村地域経済圏」を定め、美しく個性的で豊穣な地域自給圏を創造し、食料自給基盤を形成、東京一極集中から脱却して地方創生や日本経済の持続的な成長を目標とする構想です。講演では、江戸時代には既に全国的な特産品となっていた栗の名産地、長野県小布施町を中心に地域循環共生圏プラットフォーム事業として地元の人たちのネットワークを生かした六次産業や地域防災の新たな仕組みなど自立した農村を目指す取り組みを紹介されました。

  • 講演風景
  • 勝亦達夫氏
  • 講演中の勝亦氏

視察報告
2020.1.16
~18

北信スマートテロワールの現場を訪ねて

記者
富山テレビ放送 福島勝
nuovo(ノーボ)

スマートテロワールによる地域づくりの中でもユニークなのが「nuovo(ノーボ)」と名付けられ、農業と防災を組み合わせたテーマパークのような構想です。災害時の炊き出しにそのまま活用できる根菜類の畑のそばで災害復旧に欠かせない重機の講習会が開かれていました。そこには、平時を楽しみ有事に備えるという普段から防災意識を絶やさないための知恵がありました。雪降り積もる農村で見た参加者たちの笑顔に災害に強い地域づくりの未来があるように感じました。また、重機の講習会に北陸新幹線の浸水被害が出た台風19号でこの地を取材したという地元放送局の女性キャスターとカメラマンや富山県から駆け付けたボランティアの男性が参加していたことにも感銘を受けました。

2020年2月17日放送「報道ライブBBT」